2015年4月2日木曜日

シェアハウスまちやど(城南町)“まずは一旦”終了しました。



事後報告になりますが、
3月31日でシェアハウスまちやどとサヨナラしてきました。



よく勘違いされる方がいらっしゃいますが、
昨年4月にオープンしたのは
【ゲストハウスまちやど】(山本町最勝寺大門前)

今回サヨナラしたのは、自宅であり、管理人の生活の場としていた
【シェアハウスまちやど】(八幡町城南町)です。

郡上八幡駅のそばにある、町家づくりの茶色いかわいい建物。
3年前の5月、
第一号シェアメイトのなーなと一緒にシェアを始めて以来、
イベントや食事会を通じて、
いろんな人が出会い、語り、笑い、時には泣いたり...
本当にたくさんの思い出が詰まっています。

私の郡上life、そして、
ゲストハウスまちやどの原点ともいえる大切な場所で
畳とか、建具とか、天井とか
建物の佇まい、お家の中の空気感
全部大好きでした。



でも...
ゲストハウスの運営もヨチヨチ歩きで
まだまだ不安がいっぱいの私としては、
やはり、ゲストハウスとシェアハウス2件の管理
荷が重すぎました


お掃除とか、備品とか、物質的な管理は何とかなるとしても、

シェアメイトがいようがいまいが、
家賃負担が私1人にのしかかってくるという不安
毎回理想的なシェアメイトに恵まれるとも限らないという不安
そして、なにより
私自身のプライベートな時間を過ごせる場所が無いと言うストレス...


シェアハウスまちやどは、この3年間で
長期滞在だけでも述べ7人のシェアメイトに滞在してもらい、
郡上暮らしを体験していただきました。
そして、驚くべきは、
3年間でシェアメイトが途切れるという日は1日もなかったという事実!
物件を解約すると決めてからも、
シェアハウスに関するお問合せは途切れず
郡上で身軽に中長期で滞在できる施設が必要だなぁと改めて痛感

でも...
私が精神的にも経済的にも、もう少し余裕ができて
自信を持ってシェアハウスを運営できるようになるまで
シェアハウスまちやど【まずはいったん】終了です。
かわりに、
というわけではないですけれど、
ゲストハウスまちやど(個室)の長期滞在プラン始めました。
50000
円/月(12-3月)
65000円/月(4-11月)

※おどり開催日は割増し
※水道光熱費、wifi込み。冷暖房費別途



長期利用は諸条件を満たした方に限定されますが、
ご興味ある方は、090-6174-7253(まちやど宿専用)まで
お気軽にお問い合わせ下さいませ。

2015年3月2日月曜日

郡上に骨をうずめる



今日から3月。
ふと思い返してみれば、ちょうど5年前の3月1日
NPO
法人メタセコイアの森の仲間たちの仕事をきっかけに
私の郡上生活は始まりました。

ついに、今日で郡上6年目がスタート...としみじみ。



ゲストハウスを開業してからよく言われる言葉

「郡上に骨をうずめる覚悟なの?」






高校を卒業して以来ずっと過ごした東京での生活に限界を感じて
これまで走り続けて来た自分を見つめ直したかったのと
とにかく骨休めしたくて
たまたま友達が沖縄に移住したのをきっかけに、東京での生活を離れ沖縄へ。

沖縄の海や人の暖かさに癒され、のんびり骨休めの日々を過ごして
さ、これからの人生、どこで暮らす?
って考えた時の私の選択肢

.沖縄に残る
.東京に戻る
.実家(青森)に戻る
.いままで暮らしたことの無い場所に行く

4択で私が選んだのはなぜか4番

理由は
東京も実家も戻りたければいつでも戻れるから
海(沖縄)より山の方が合ってそうな気がするから
っていう、いたって安直な理由。

そして
たまたま見つけた面白そうな仕事が郡上で
仕事と住むところが整っててしかも期間限定!
ってことは...
もし、「やっぱり合わない!」って感じても
期間が終わったらいつでも出て行ける!

そんなきっかけで5年前の私の郡上生活は始まりました。
振り返ってみればこの5年間、いろんなことがあったけど
いつだって郡上を出て行けるんだから!
東京だって、青森だって、いつだって帰れるんだから!

そんな気持ちがあったからこそ、未だに郡上にいるのかもしれないし、
その気持ちは今でもかわっていない


郡上に骨をうずめる?


移住とか、二拠点居住とか、
ローカルシフトが注目されている今日この頃
働く場所も暮らす場所も
選択の自由度はどんどん高くなっているのを感じる

「どこに骨をうずめるのか」
で住むところを決めるのではなく
今住みたい場所に住めるという選択肢が増えること
都市部の人にその選択肢を増やしてあげること
それが、地方と都会がバランス良く共存するための
重要なポイントなんじゃないかな...

そんなことを考える、郡上6年目の初日でした。

てか、私が死んだら、
(今のところ)結婚もしていなくて子供もない私の骨を
いったい、誰がうずめてくれるんだろうか。。。?笑









2015年2月19日木曜日

明けましておめでとうございます

本日は旧暦の元旦

改めまして
明けましておめでとうございます。

そして、またまただいぶご無沙汰のブログ更新となりました。。。


ちょうど1年前

創業補助金の申請書類を
全力出し切って作成したはいいけど、
結局補助金取れなくて、どーしよーどーしよー
ってなって、
ま、しょうがない、自力でやりますか!
って腹をくくってからのオープン準備
キャンプファイヤーでの支援募集
そしてあれよあれよという間に
嵐のような夏を迎えて
紅葉シーズンの秋



なんだかんだと、走り続けた1年でした。



これからのまちやどのこと
自分の人生のこと

改めて立ち止まって考える時間が必要!

って思ったので、

この冬は、
まちやども木村聖子も冬休みをいただいてましたが

旧暦新年を迎え、
そろそろ動き出そうかと思います。


この冬いろんな人と出会って、話して、感じたこと、

書きたいことは山ほどありますが
それはまた追々
ブログの小ネタにしていきたいと思います。

今年もみなさまにとってすばらしい一年になりますように。




2014年12月27日土曜日

OPENから8ヶ月経って思うこと

今日は12月26日
(日付変更線越えちゃいましたが。。。)

ちょうど8ヶ月前の4月26日

郡上八幡ゲストハウスまちやどがオープンしました。




オープンまでの経緯は、過去のブログに書いた通り

「勢いとタイミングが重なって、流れに身を任せたらオープンしてた」

としか言いようが無くて。。。




なので、ゲストハウス開業に向けて

他のゲストハウスのリサーチとかは

ほとんどしてなかったんです。



オープンしてからの方が

いろんなゲストハウスのオーナーさん、スタッフさんと

知り合いになったり紹介してもらったりで



なんだかんだで、月1ペースで近隣のゲストハウスさんに

情報交換なんかも兼ねてお邪魔させていただいたりもしてます




これまで足を運んだゲストハウスさんは

ざっと数えて15件。



ほんとはね。。。

お邪魔したときには

ちゃんと写真なんかも撮らせていただいてて

オーナーさんの思いや取り組みなどをじっくりお聞きしてるんですよ


そして、

戻ったらブログにまとめよう!

って思うんだけど



過去のブログをご覧の方はご存知の通り

一つもまとめれてないです。はい



ということで、

それぞれのゲストハウスさんの紹介については

この場では割愛させていただくこととして。。。

(お話にお時間割いていただいたオーナーさん、スタッフさんごめんなさい!!
追々別の機会に紹介させていただきます!!!)




いろんなゲストハウスに泊まってみたり

オーナーさんにお話を聞いてみたりして思ったこと

そして、この8ヶ月

(一時的にヘルパーさんが手伝ってくれた時期をのぞいて)
1人で宿業を営んでみて思うことは。。。





1人でゲストハウスやるって、むりじゃね?


ってこと。





業務に携わる時間的な問題や労力、体力という物理的な問題については

工夫次第でなんとかなるとは思いますよ




難しいなーと思うのは

個人事業の、社長(苦笑)であり、スタッフでもあるわけで

ぜーんぶ自分の判断で物事を決めていかなければならないこと


もちろん、そんなことは承知の上で事業を立ち上げたわけなのだけれど




なんというか



まちやど=木村聖子


になりつつある気がしてならないのです。。。





オープンのきっかけは、

外から郡上に来た私の視点から

郡上八幡にゲストハウスのニーズがあるってことを感じて

そして、

たまたま私が実現するための方法を知ってたから

さらに、

郡上八幡にゲストハウスができることで喜ぶ人が増えたら、私もうれしい

心からそう思えたから。






ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、

ゲストハウスオープンにあたって、改修費用の一部は、


で募りました。





支援額が目標額に達しなかった場合は

支援を受けられないと言うプロジェクト


私は100万円を目標額に設定して

合計113人のパトロンの方々から1,272,000円という資金を

支援していただきましたが



でも、

もしこの支援がなかったとしても

私は郡上八幡ゲストハウスまちやどをオープンしていました。



キャンプファイヤーで支援を募った目的は2つ

OPEN前に、1人でも多くの人に思いを知ってもらうため。

そして、もう一つは

「郡上八幡にゲストハウスのニーズがあるはず!」

という私の直感を確認するため。





支援が受けられたら、

2階にトイレとシャワーを増設する

そして私はゲストハウスのニーズがあるんだと確認できる。



支援が受けられなかったら。。。

トイレとシャワーは1階の1つずつでなんとかやりくりする。
そして、私は思ったほどのニーズがあるわけではないと確認する。

それだけ





まあ、もちろん

 プロジェクトが成功か失敗かの感情的な部分で

OPENまでの私のモチベーションはだいぶ違ったとは思いますけど


余談ですが、

既存で1階にトイレとお風呂はあるので、

旅館業法的には2階に水廻りがなくても許可は取れました。

ただ、収容人数は制限される可能性はあったので、
おどりシーズンにご利用いただける人数が今より少なくなったかも。。。






つまり、何が言いたいのかというと、


キャンプファイヤーをはじめとするまちやどへの支援は

私個人に対するものではなく

私個人が始めたプロジェクトに対して



なんだけれども、


なんだか最近

まちやど=木村聖子

になってきてる気がして



それは、私が思い描いていたゲストハウスとは違う


ってことなんですよね。



何かを始めるのに必要な力



始めたことを続ける力

は、別物なんだなーと実感する今日このごろ。



要するに、


だれか、一緒にまちやどやりたい人、いないかなー

ってことで、


もっと言っちゃうと


1人でやるのつまんない〜

そして、さみしいな〜



ってことなんでしょうか。



静かな冬ですからね。

お客さん少なくなると、弱気になっちゃうもんですね。


来年の春に向けて、いろいろいろいろ考え中。















2014年12月2日火曜日

思い描いていた“まちやど”になってきた


ある日のまちやど

その日のゲストさんは
郡上市にあるラフティング会社
EARTH SHIP
でガイドを勤める地元男子と
彼がガイドするトレッキングツアーに参加した女子2人の
3人グループ

女友達と2人旅で郡上観光の予定だったけど、
友達が急遽来れなくなってしまい、
思い切って1人で郡上八幡に来てくれた
名古屋からの一人旅の女の子

そして、

東京からフラッとやってきた
旅の途中のフォトグラファー
スペインとフィリピンのハーフの彼は
英語まじりの日本語を話す。


 
お互い知らないもの同士
初めてまちやどで出会って
すっかり意気投合して
仲良くなった5



「明日はどこ行くの?」
全く予定を決めてない旅するフォトグラファーは
郡上八幡もまわりたいし
白川郷にも行ってみたいし
鍾乳洞も見てみたい

でも、移動手段が無い...

そこで、地元男子が
「オレも鍾乳洞行ったこと無いし、連れてってやるよ!」
「じゃ、私も〜」
と、女子たちも便乗!

ということで、
翌朝はみんなで一緒にモーニング食べて
鍾乳洞にドライブ
そして八幡に戻って観光
という一日だったとか。








これ、自分の旅先で起こった出来事だったら
最高の思い出だろうな...

プライバシーが確保されたホテルや旅館だったら
まず起こらない出来事だけど
交流スペースのあるゲストハウスでは
実はけっこう頻繁に起こる出来事



私にとってさらにうれしかったのは、
今回の出会の中に
地元郡上の男子もいたということ


地元郡上で生まれ育った彼
しばらく名古屋で働いた時期もあったけれど
やっぱり郡上が、自然が好きで
戻ってきたそうです

彼のような地元を愛する若者が戻ってきて
そして、彼らが活躍できるフィールドが用意されている

本当にすばらしいことだと思う。

私が郡上を好きな理由の一つ
「郡上が、地元が好き!」という人が多いということ。

私の生まれ故郷、青森県は...
私の同級生で、胸を張って「青森が好き!」
と言える人がはたして何人いるだろうか
そして、そういう私も地元青森を出て
郡上でゲストハウスなんか開業しちゃったわけで...



郡上八幡ゲストハウスまちやど
オープンに至るまでの思いは以前のブログにて綴ったとおり

都会と郡上の距離を短くできる場所
地元の人(郡上の人)と都会に暮らす人が交流できる場所にしたい!



都会の人は、
郡上の“自然”と“人”で癒されて
地元の人は
外から来た人の視点で郡上の魅力を再確認できる

そんな場所にしていきたい

今回の出会い
地元男子にとっては
まちやどに来なければ無かった出会い
いままで行ったことの無い場所に行って
新しい郡上の一面を知るきっかけになる


女の子達や、旅するフォトグラファーも
旅の途中でこんな素敵な出会があったら
またこの町に来たい!またあの人に会いにきたい!
って思うに違いない。



もしかして1年後とかに
あの時出会ったみんなで、また郡上で再会して
そんでもって、地元男子の友達なんかも加わって
一緒に郡上おどり行ったり、BBQしたり...

そんなふうに、
まちやどからいろんな出会いがつながって
そしてまた郡上を訪れる機会になればいいな

そういうきっかけの場所に
まちやどがなっていけたら



なんとなく思い描いていたゲストハウスに
近づいてきた

そんな気がした出来事でした